前回の講演会&ワークショップからおよそ1週間。
2回目のワークショップに参加してきました。
会場は洛和ヴィラ天王山(介護老人福祉施設)の地域交流室(?正式な部屋の名前は忘れてしまいました)。部屋には50インチほどの大型ディスプレイ(もしくはテレビ)がありました。
1回目はおよそ50名が参加されていましたが、2回目は30名弱だったでしょうか。
新たな中学生も。
「ワークショップ」にハードルを感じる人が多いからか、1回目に比べると人数が減りましたね。
ワークショップの冒頭に講師の岡本さんから一言、グランドルールについて。
「現在の図書室運営に携わるひとに敬意を。」
大山崎の図書室はほかの大型図書館に比べれば足りないところもたくさんあるけど、限られた資源の中でやりくりしていて、図書"室"としてはめちゃくちゃいい方だそう。
特に絵本の選書が優れているそうです。
今回のワークショップは、前回みんなで出した図書館で「〇〇したい」「〇〇する」を
・いま図書室をよりよくするには
・未来の図書館を想像・創造する
と、今すぐにできることと、未来のことを分けていく作業。
人数も少ないので、自由挙手制で改めて自分がやりたいことを発表していきます。
知らない人が多い中で手をあげて発表するのはなかなかハードル高いですが、ある意味、これは大山崎の図書室にどれくらいコミットするかの覚悟を問われていますよね。
ぼくは1回目から2回目までの1週間でいろいろ考えてきたので何度か手をあげて発表させていただきました。
ほかの人の発表時間を奪ってしまってすみません。
最終的にはこんな感じ
「いまの図書室をよりよくする」
- 様々な世代がそれぞれの望ましい形で同居して使える空間
- 電算化(予約なども)※議会で検討中とのこと
- 返却ポストを設置する(駅、コミュニティバス、学校など)
- 夕刻以降に利用しやすい環境(夕刻以降は町民が管理する)
- 団体貸し出しを利用したまちライブラリーの設置
- 学校図書館への団体貸し出し
- ワクワクする場所への成長
- (読書の)きっかけをつくる
- イベントなどの企画を持ち込みたい
- ゲームができる環境(卓球やボードゲーム)
- 児童館・子どもの遊び場、公園のような要素の追加
- 図書室の使い方の普及・啓発
- 飲食できる環境(持ち込み含む)
- 書店を設置
未来の方では何が挙がったかメモし忘れてしましたが、おおよそこれの延長線上にあることでした。
4、9、14がぼくです。等差数列です。
いきなり夕方以降の開館時間を伸ばしてもらうのは難しい。人件費もかかるし、なにより「前例」がないことはあまりしたくないはず。
なので、まずは月に何度かだけ夕方の時間を開けてもらう。貸し出しができなくてもいい。図書室という空間に意味がある。
そこでイベントをやってみて、10名定員がすぐ埋まる。もっと大きい図書室が必要だ!というのをコツコツ行政に働きかけていく。
公民館の会議室でいいじゃないか!みたいな意見もあると思いますが、それは全然違う。
そもそも、1回目のワークショップででた意見の7割ぐらいは図書室(図書館)である絶対的な必要性がないもの。他でもできるけど図書室でやりたいのは、その空間のもつ力をみんなが感じているから。
ぼくは本屋でもいいと思う。
夕方にイベント会場としての利用をさせてもらえるなら、毎月イベント持ち込みたい。あの図書室だと10名規模だと思うので、今回の参加者の4分の1くらいが集まればOK。いける! きっと。
さて、今回の素晴らしいワークショップを企画してくださった「大山崎ライブラリーフレンズ」さんの定例会が10月3日(木)19:30から公民館本館であるそうです。
また、11月2日(土)13時からは、あの「tupera tupera」さんのトーク&絵本ライブが大山崎小学校の体育館で開催されるそうです。
楽しみだ!
追伸
ワークショップには図書室運営に関わったことがある町民も参加されていて、現状を知ることもできました。
大山崎の図書室は3階に書庫があり、そこも本がたくさんあるそう。
また、寄贈本もたくさん受け入れているのですが、古い本は図書室に置きにくいので書庫に溜まりやすいそうです。
新刊を町民が買って2週間後に古本として図書室が買うのってダメなのかな。
同じ予算で倍の数の本が買えそう。