いや、もう消えてしまったんです、本屋さん。
2017年8月末にこの大山崎町に引っ越してきたのですが、そのときにはすでに大山崎町から本屋さんがなくなっていました。
僕も今でこそ本が好きで、毎月1万円分ぐらいは自己投資として書籍や雑誌を買っていますが、社会人になるまではわざわざ買って読むということはしませんでした。
でも、本屋は好きだったんですよねぇ。
僕の故郷・群馬県桐生市にはシロキヤ書店という(市内では)大型の本屋さんがありました。
僕自身の欲しいものはないのですが、母が文庫をよく読む人だったのでシロキヤに行くときは一緒についていったし、いろんな本をペラペラめくるだけでおもしろかった。
高校になって桐生を出て、となりの前橋市の高校に通っていたのですが、前橋にも「煥乎堂(かんこどう)」という名前の大型書店がありました。
当時、何かの本で「まちにはまちを代表する大型の本屋さんがある」というのを見ました。
代表するというのは大きさだけではないと思いますが、当時、自分のまちに、大型のローカルな本屋さんがあることを誇りに思ったことをよく覚えています。
京都市内だったらどこだろう。
個性的な本屋さんもたくさんありますが、やはり大垣書店、ふたば書房ですかね。
何が言いたいかというと、自分の住むまちに本屋は欲しい!ということです。
何ヶ月か前のPOPEYEのタイトルが「君の街から、本屋が消えたら大変だ!」で、全国のローカルな本屋さんの特集をしています。
本の中で、大山崎町のすぐお隣、大阪府島本町の本屋さん「長谷川書店」さんがオススメされています。
オススメをしているのは大阪のスタンダードブックストアの中川さん。
僕は本屋に詳しくないので、中川さんの褒め言葉は専門的すぎてあまり理解できないのですが、とにかくローカルな本屋なのにすごい選書センスらしいです。
本当にすぐおとなりなので、長谷川書店さんがあれば大山崎町に本屋さんはいらないのかもしれませんが・・・僕はやっぱり本屋がほしい。
本屋はほしいけど、僕は文庫から雑誌まで本を選ぶほど本に詳しくないし、本屋で食べていきたいとも思ってない。
なので、できるだけ投資をなくして、コミュニティで運営できるカタチがないかなぁと。選書はまちの人が当番制でやって、売れたらその人の利益になる(成果報酬)。
図書館と本屋さんの間(あわい)で。
誰でも本屋さんをはじめられる仕組みがいくつか生まれています。
かもめブックスさんの「コトリツギ」
大阪屋栗田さんの「Foyer(ホワイエ)」
この仕組みを使って、新しい本屋さんに挑戦してみたい。
本が売れないまちでどんな本屋が根付くのか。